京都の職人さん(関連業者紹介)

☆小林練染工場

 

小林練染工場は、西陣でも古い歴史を持つ練(精錬)を扱います。京都の中では糸の練(精錬)専門で商いしているお店は、ここ小林練染工場だけだと聞いています練(精錬)とは本来、絹糸が持っている表面の糊部分(セリシン)を取り除く工程を言います。このセリシンを取り除く事で絹糸は、光沢を増し独特の風味をかもし出す事になります。

 

 

昔のままのたたずまいを残す建物でお仕事をなさっている小林さんは、代々この地で創業されてきた。

 

家業を継ぐために実家に戻り修行する息子さん。西陣では数少ない若い職人さんである。

 

現当主の小林昭夫さんは、奥さんと息子さん、ベテランの職人さんと今も昔ながらの技術を継承されています.

 

 

☆有限会社寺井染工

 

京都の北野天満宮の近くにある寺井染工さんは、先々代からこの地で糸染めを営んできました。今では京都西陣の染色工場は、50件を下回る数になっていますが、今も現役で弟さん。息子さんらと家族を中心にその伝統の色を守っておられます。

数少ない染め工場の一つ寺井さんは、京都の北野天満宮の近くに工房をおいている。

京都西陣では、染色は織る前に行なう。ゆえに京都ではデリケートな染色工程を要する糸染め屋さんが存在する。

兄・弟・息子と家族を中心に工房で働く姿は西陣に良く見られる形である。その技術は代々こうして伝えられいく。


☆中川金銀糸株式会社

中川金銀糸株式会社は、京都西陣織の産地に提供する、金糸や銀糸、またはそれら加工糸などを主に製造する会社である。西陣織の中で金襴と呼ばれる分野は、原料(糸)をただ染めるだけでなく、異なる物質を加工しそれを織り込むことで別の質感や特徴を持たせることが出来る。彼らはそんな西陣織には欠かせない分野として現代も新しい素材作りに着手しているメーカーである。

 

京都西陣では、金襴部門と呼ばれる織物がある。そこでは金や銀といった金属を薄くして糸に巻きつけてたり、蒸着させたりして金糸や銀糸を作る。

 

中川金銀糸店さんは、これらの糸を作る専門店である。

近年、西陣帯の生産量が減っており、これらの金銀糸の専門会社も減少の一途を辿っている。

 

その中、中川金銀糸さんでは、社長をはじめ高居育子社長をはじめ、妹さんと営業さんの三人で今も西陣のために頑張っている。

 


☆株式会社松村

株式会社松村さんは、所謂、染料材料屋さんである。数々の色を作り出す染料や、染色にまつわる材料を取り扱う彼等なくして染色業界は成り立たないと言っても過言ではない。昔から伝わる原材料のみならず、最近開発されたものまで幅広く取り扱い、古の技術を現代の中で再構築している彼等の仕事は縁の下の力持ちのそれであり、業界にとっては、貴重な情報源ともなっている。

 

京都の染色染料関連の薬剤を取り扱うお店です。染料だけでなく様々な材料や色に関するデータを保有しています。

 

 

近年の環境問題や自然天然材料への取り扱いもあり、充実したサービスと情報提供を絶えず行なってくれます。

 

 

社長はじめ、真面目実直な社員さんらの活動により、厳しくなる原材料や加工技術のサポートに絶えず努力してくれ染屋さんだけでなく、織屋、室町の友禅関連業者など多数の工房を陰から支えてくれます。



 

☆徳永絣工房

京の名工として知られる徳永弘さんは、この道70重年以上を戦後の復興に合わせ築いてこられた。様々な章はもとより、徳永さんの功績を話せば切がないのが現状である。特に、この業界(職人の世界)では珍しく、後進の育成にかけては、徳永氏はその第一人者として知る人も多いのである。

 

長く、京都の伝統と技術を引き継いできた名工・徳永ひろしさんの絣工房です。


西陣絣の伝統だけでなく、日本の技術産業のルーツをも研究し現代も現役を続ける京の名工


これまで数多くの人に技術を伝播し今も新しい世代への技術教育に熱心なお一人です。



☆坂口染工(浸染)

京都にある生地染めの工房・坂口染工さんは、長い歴史を持つ由緒正しい工房である。京都における浸染は、そのルーツを平安遷都…、所謂、都が今の京都に置かれた際に存在していたとされる。それは当時の行政(冠位)を表す七色十三階の様に生地を色分けする技術が存在した事からも伺える。
坂口染工は、長い歴史を持つ浸染の中で七代近江屋の別家として、初代・坂口幸太郎氏が起こし二代目である坂口壽一氏の唯一の弟子である三代目が現在その伝統を引き継いでいる。


三代目、坂口染工さんに出会ったのは、彼が弟子入りして間もなくの頃である。十九年経った今は、その彼が現在は三代目として古い伝統を受け継いでいる。


京都浸染工業共同組合の歴史を辿れば昭和54年、組合誕生から三十周年を向かえ記念祝賀会に参加した職人はゆうに210名を数えたが、現代では、その数は二桁にも達するか否かの状態である。

三代目坂口染工さんは、今では一人工房の中で、淡々と生地染めを行なっている。


今や貴重な業種となりつつある浸染業界の中で、淡々と伝統を守り続ける三代目坂口染工さんは、現状の中でも「この仕事が好きだから・・・」と話してくれる。

およそタイムスリップしたような職人気質だが、今の世の中では希少なもののふの様な技術者であることは間違いない。





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E-Mail;wakizenn@sun.gmobb.jp

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